鬲部
0畫
①レキ [錫]
②カク [陌]
①は又、?に作る
①かなへ(鼎)足と足との閒のあきて隔たりたるかなへ。一說、足の中空なる鼎。又、足の曲れる鼎、古、盛饌には鼎を用ひ、常飪には─を用ふ「釜─」○かま(鍑)
②へだつ。へだたり。=隔。○かめ、もたひ(瓦甁)○ 國 よろひの胸板 ムナイタ
6畫
ケン [願]
鬲 カナヘ の類。獻の字は之に从ふ。
7畫
フ [麌]
○かま、なべ(鍋)鍑の屬。○量 マス の名、內方外圓の量器、六斗四升を入る。=釜。
8畫
セン ジン·シン [鹽]
おほがま、甑 コシキ に似たる大形の釜「釜─」
9畫
ソウ [東]
○すべる(總)すべ集まる。○もろもろ(數)詩、陳風「越以─邁」○すすむ。奏と通ず。詩、周頭「─假無言」○釜の類。
11畫
シャウ [陽]
にる(飪)食物を烹煮する。史、封禪書「皆嘗烹─上帝鬼神」
12畫
①イク [屋]
②キク [屋]
③シュク ビ [屋]
①ひさぐ、うる(賣)「販─」「─文」「─米」「─薪」左、昭三「有─踊者」○そだつ(生)やしなふ(養)○てらふ(衒)「衒─」○嫁す。○獯─ クンイク は匈奴の別名。○淫─ インイク は水が溪谷の閒を流れる義。
②やしなふ(養)○をさなし(稚)
③かゆ(糜)ゆるきかゆ。=粥。○かゆを食ふ。左、昭七「饘於是、─於是」(饘は厚きかゆ)
技藝を賣りて生活する。莊子「一朝而──百金」
罪人より金錢を取りて罪を輕減する。北史、韋孝寬傳「──賣官、唯利是視」
書名、一卷、周の鬻熊撰すと題すれども、詞旨膚淺、決して三代の舊文にあらず、蓋し唐人の僞託なるべし。
爵位を賣り與へる。唐書、肅宗紀「詔始──」
うる、ひさぐ。荀子「傭徒──之徒」=賣鬻。
人の爲めに文を撰びて其の報酬を得る。舊唐書、李邕傳「尤長碑頌、中朝衣冠、及天下寺觀、多齎持金帛、往求其文、時議以爲、自古──獲財、未有如邕者」=賣文。
13畫
鬷(前頁四段)に同じ。
15畫
ショ [語]
にる。にゆ(烹)「─鹽」=煮。