工部
0畫
コウ ク [東]
○たくみ(巧·匠)じゃうず、其の事を善くする。又、其の人、器物を造る職人。國─は國中にすぐれたる職人。拙─は下手 ヘタ な職人、良─·巧─は上手 ジヤウズ な職人。○つかさ(官)役人。○四民の第三位「士農─商」
ふしん、土木などの工事。
たくみにうたふ。梁簡文帝詩「可憐年紀十三四、──巧舞入人意」
工藝に關する理論、及び實地の上に必要なる要件を硏究する學問。
てまちん。=賃錢、工賃。
工作藝術。唐書、閻立德傳「父毗爲隋殿內少監、本以──進、故立德與弟立本、皆機巧有思」
工藝に關する仕事。
ふしん、工事をする、土木の事業。劍俠傳「有老人、方──」
建築製作などに關するしごと。=工役·普請 フシン
○もろもろのつかさ。禮記「命──令百官」○大工のかしら、匠人の長、棟梁。孟、梁惠王「爲巨室、則必使──求大木」
さいくにん、だいく。色色の仕事をする職人。韓非子「──數變業則失其功、作者數搖徙則亡其功」
だいく、たくみ。遼史、聖宗紀「太平五年、禁──、不得銷毁金銀器」
鷦鷯 ミソサザイ の異名、巢を作るにたくみなるが故。=巧婦鳥。
○さいくをする職人。○たくみにするうでまへ。=名手·上手 ジヤウズ
工匠がその工事を善くせんとするには、先づ其の器を利くして、之が準備を爲す。孔子の語〔論、衞靈公〕
たくみなれどもおそし。舊唐書、韋挺傳「兵尙拙速、不聞──」=巧遲。
たくみにしてこまか。唐書、諸公主傳「寫宮省、而──過之」=巧緻。
しごとば、こうば。
女の職工。
○しごとの岀來あがりの程度、しごとのはかゆきかた。○ 俗 しごと。=工事。
しごとば。=工場。
工作の費用。范成大詩「──蝟毛出」
○色色に思をめぐらす、くふうする。晉書、范寗傳「──萬計」後漢書、王肅傳「太極以前、功夫尙大」工·功通ず。○土木の仕事に使はれる者。にんぷ。
官署の名。唐書「──尙書一人、侍郞一人、掌山澤屯田工匠諸司公廨紙筆墨之事」
軍事上の作業に從事する兵卒。
單位時閒の閒に出來あがる仕事のわりあひ。
國 色色とかんがへる、工夫 クフウ する。
2畫
カゥ [巧]
○わざ(技)はたらき(能)○たくみ、じゃうず(上手)拙の反對「奇─」「天─」老子「大─若拙」○よし(能·善)うるはし(美好)○さとし(黠慧)○いつはりかざる(僞)「詐─」「飾─」
たくみなるかんがへ。雍陶文「製珍裘兮、──無遺」
たくみにいつはる。漢書「──之徒」=巧詐。
わるがしこし。金史、章宗紀「──之徒、雖有贓汚、一旦見用、猶爲能吏」
仕宦にたくみにして上官にとりいることの上手なる義。鮑照詩「──賤農牧」
たくみにしてさとし。漢書「持論──」=巧敏。
陰曆七月の異名、乞巧奠 タナバタ の月の義。
たくみにさとし。韓維詩「騈章麗句鬭──」
巧言は是非を亂す、故に道德を壞亂す。論、衞靈公「子曰、────」
言をたくみにし、顏色をよくしてこびへつらふ義。論、學而「────鮮矣仁」
たくみなる細工人〔西京雜記〕
ことばたくみに人をあざむく。次條參看。
巧にいつはるは、拙くして誠なるにしかず〔說苑、說叢〕
かしこきつま。唐伯虎詩「駿馬每駄癡漢走、──常伴拙夫眠」
巧みなる人、上手。史、貨殖傳「──有餘、拙者不足、貧富之道、無奪與之」
たくみなる大工。史記「──不斲兮、孰察其揆正」
じゃうず、たくみなるうでまへ。
たくみに愛らしくわらふ。巧は好。論、八佾「──倩兮、美目盼兮」
七夕 タナバタ をいふ、乞巧奠を行ふが故。劉克莊詩「粤人重──、燈火到天明」
たくみに口をきく。劉兼詩「──如簧總莫聽」=巧言·巧辯。
上手と下手と。曹丕文「引氣不齊、──有素」
言葉たくみにのべる。漢書「便辭──」
たくみにしてすばやし。曹植詩「──惟萬端」
うるはしきすがた。南史「麗服──」=媚態。
たくみにしてさとし。又、たくみなるちゑ。張彪詩「商者多──」
たくみにしてこまか。巧妙にして緻密。
たくみなれどもおそし。李衞公問對「兵聞拙速、不聞──」文章軌範、有字集小序「──者不如拙速」=工遲。
たくみに誣ひそしる。史、張湯傳「舞文──」
時に應じて巧に發言し、たまたま適中することある義。漢書、郊祀志「少君資好方、善爲────」
たくみにさとし。荀子「──佞說、取寵乎上」=巧智·巧慧。
○裁縫などのたくみなる女。白居易詩「──才人常薄命、莫敎兒女苦多能」○烏の名。次條參看。
鷦鷯 ミソサザイ の異名。=工雀。
たくみに舞ひおどる。梁簡文帝詩「工歌──入人意」=妙舞。
たくみなる辯舌。魏徵文「謇諤之士稍避龍鱗、便佞之徒肆其──」=巧舌。
たくみにあゆむ。梁簡文帝文「疾趨──、霧袖芬披」
すぐれてたくみ。李白詩「良工──稱絕羣」
たくみにへつらふ。沈亞之文「瞽視而──」
キヨ コ [語]
○大いなり。○おほし「─萬」=鉅。○なに、なんぞ、あに。漢書、高帝紀「公─能入乎」=詎。
同訓異義
ナニ 何·巨·曷·胡·那等の別は何(人部五畫)の條を見よ。
甚だ多き數にいふ。後漢書、皇甫規傳「動資──」=鉅億。
おほうみ。史記「齊東有──」=大海。
海中の神仙の居る所の五山を戴きのするといふ大いなるかめ。列、湯問「渤海東有大壑、中有五山(中略)五山根無所連著、常隨潮波上下往還、不得暫峙、帝恐流西極、命禺彊使──十五擧首戴之、始峙而不動」
大いなるたに、海の異名とす。元好問詩「得損不相償、壞土塡──」=大壑。
大いなるたか「──の金」=多額。
大いなるさかだる。陸游詩「長缾──羅盃盂」
大いなるいくさぶね。五代史「以──絕河」
瞿麥 ナデシコ の異名。
大いなるさかづき。淸波雜志「用──無算」
大いにわるがしこし。又、其の者。晉書「百姓厭亂、──陵暴」
大いなるくぢら。抱朴子「見──、而知寸介之細」=長鯨。
殷の紂王の倉の名。=鉅橋。
大いなるこぶし。姚鵠詩「──豈爲雞肋揮」
大いなるすずり。沈遼文「追琢爲──」
おほづつ、碽はもと石を擊つ聲。=大砲。
大いなる口にこまかなるうろこ、すずきの異名。蘇軾、後赤壁賦「擧網得魚、────、狀如松江之鱸」
大いなる象。
大いなるのみ。唐書「忽夢人持──破其心内若劑焉」
大いなる寺。=大伽藍。
おやゆび。儀禮「右──鉤弦」注「右──、右手大擘」=巨擘。
大いなるけもの。
○大いなるいへ。○權力のある大家。孟、離婁「不得罪於──」
○大いなるひと、大男。史、周紀「見──跡」○すぐれたる人物。=偉人。
ひろきさは。春渚紀聞「三泖皆漫水──」=大澤。
大いなるゆか。唐書「政事堂會食有──」
ふときなは。蘇舜欽詩「初如──纏、忽似秋蚓躍」
大いなるともしび。傳燈錄「夫般若者、苦海之慈航、昏衢之──」
大いなる渡し場。鮑照文「長河──、異源同淸」
大いなる石。子虛賦「外發芙蓉菱葉、內隱──白沙」
大いなるいさを。吳志「元勳──、侔於古人」=大功。
大いなるいへがら。歐陽修文「雖名臣──、未嘗有家譜者」
大いなるいたみ。宋書、江夏王義恭傳「乾靈降禍、二凶極逆、深酷──、終古未有」
大いなるふね。劉基詩「濟河須──」
おほづつ。=大砲。
をるち、うはばみ。=大蛇。
おほぶね。吳萊詩「富貴──窺天星」
おほゆび(巨指)轉じて、衆にすぐれたる人に喩ふ。孟、滕文公「於齊國之士、吾必以仲子、爲──焉」
○大いなるをの。○螳螂 カマキソ の異名。
大いなる木。司馬相如賦「深林──」
甚だ多し。史、平準書「京師之錢、累──」=鉅萬·萬萬。
おほうみ。皮日休詩「全吳臨──、百里到滬瀆」=巨海。
おほなみ。水經、注「──長湍、唯漳水耳」
大いなる利益。南史「更招──」=大利。
大いなる魚。羽獵賦「入洞穴、岀蒼梧、乘──、驗京魚」
○大と小と。史、田儋傳「政無──」○くはしく、大小となくこまかに。
①サ [哿]
②サ [箇]
?は俗字
①ひだり。右の對。○しょうこ(證據)「─驗」○くだす、しりぞける「─遷」○ひくし(低)くだる(下)漢の時、古法に依りて朝廷の列は右を尊とす。○東の方位(人君は南面する故)山東を山─といふ。○もとる(戾)よこしま(邪)「─道」○ひだりす(左行)
②たすく。=佐。
○ひだりと、みぎと。又、そば。書、說命「置諸其──」○たすける(輔翼)書、畢命]周公──先王」=佐佑。○おそばの者、侍臣。史、豫讓傳]──欲兵之」○先方を尊びて直ちに其の人を斥さず、其の左右にある人を斥していふ義。史、樂毅傳「順──之心」○前後の義。左、僖四、杜注「六十──」○ 國 やぅす、有様「御── サウ 伺」
何事にも通じて能くせざる所なき義。韓愈、進學解「長通於方、────」
極めて恃みとせる者を失ひて惘然たるに喩ふ。史、淮陰侯傳「人曰、丞相何(蕭何)亡、王怒、─────」
左右に居る人が豫め稱道し、よきやぅにとりつくろひて推薦する義。容とはかたちづくりて修飾する義。漢書、鄒陽傳「蟠木根柢、輪困離奋、而爲萬乗器者、何則以左右先爲之容也」=先容。
官位をしりぞけおとされる。北夢瑣言「李德裕──至朱崖」=左遷。
殷の時に庶人の老いたる者を慰め養ひし所、老を尊ぶ禮を子弟に示す爲めに小學にて行ふ。國老を養ふ所を右學といふの對。
國 昔、正月十五日に淸涼殿の庭にて、靑竹を燒きて惡魔をはらひし儀式。=爆竹。
國 古、京都の朱雀大路より東の方の稱。其の西を右京といふの對。
左ぞなへの軍隊、左方の方陣。左、桓五「爲──以當蔡人衞人」
國 左大臣の異稱、三公を三槐といふに本づく。
明の桐城の人、字は遺直、萬曆の進士、御史を授けらる、氣節を以て自ら任ず、魏忠賢の爲めに害せられ、獄中に斃る、忠毅と諡す。
○朝臣岀でて諸侯に事ふるをいふ。漢書、諸侯王表序、注「人道上右、今舍天子而仕諸侯、故謂之──」○ 國 シヤクワン 壁をぬる職人。=泥工。
契約を二枚の札に書し、之を分ち一を──とし、一を右契とす、他日引合せて證據とす。老子「是以聖人執──、而不責於人」=左券。
あやまれるはかりごと。韻會「策畫不適事宜曰──」
理にもとれる言、えびすのことば。左思、蜀都賦「或魋髻而──」
二分したる左の方のわりふ。證據の義。史、田敬仲世家「公嘗執──、以責於秦韓」=左契·左驗。
へさきの方に向ひて左がはのふなり。
しょうこ、當時左右に在りて其の事を見たる者。漢書、楊敞傳「──明白」一說は左券參看。
○ひだりに向く。古樂府「入門時──」○長上の人が目下を愛しかへりみるにいふ。古は長者右に、少者左に居る、故にいふ。又、尊者の來訪を敬ひていふ。漢書、淮陽王傳「幸──存恤」
左右をみまはす。李白詩「銀鞍紫韁照雲日、────生光輝」=左顧右視。
三頭立の馬車の左のそへ馬。左、僖三三「釋──、以公命贈孟明」
字は太冲、晉の臨淄の人、博學能文、辭藻壯麗、嘗て齊都賦を作り、一年にして成る。又、三都賦を作らんと欲し、思を構ふる十年、賦成るに及びて、人人競ひて相傳寫し、洛陽の紙價之れが爲めに貴きに至る。
○左右兩方をささへとどむ。宋史、李邴傳「願預講────之策」○どちらにもさしつかへる。
古、人君の左右に史官あり、左史は人君の言を記し、右史は行を記す。漢書、藝文志「左史記言、右史記事、事爲春秋、言爲尙書」
史書を左に置き、經書を右に置く。宋濂、黃氏義門銘「視其齋庭、────、踵武繩繩」
色色と思案をめぐらす。=左思右考。
春秋───の略。又、略して左傳ともいふ。春秋の經に、魯の史官左丘明の傳したるものなりといふ。
ひだりまへ。夷の衣服の著方。論、憲問「微管仲、吾其被髮──矣」=左袵。
しょうこ。唐書、劉知幾傳「知幾嘗議孝經鄭氏學非康成注、擧十二條、──其繆」
官位をおとさるる義。史、張丞相傳「吾極知其──」=左降。
よこしまなるみち。禮、王制「執──以亂政殺」=邪道。
左のかたをぬぐ、助ける、加勢する義。史、呂后紀「太尉周勃入軍門、行令軍中、曰、爲呂氏右袒、爲劉氏──、軍中皆──」
左にひっさげ、右に擕へ行く、互に手をとりて助け合ふ。史、張耳陳餘傳「況以兩賢王、────、而責殺王之罪、滅燕易矣」=左提右擕。
左氏傳を好むくせ。晉書、杜預傳「預常稱、王濟有馬癖、和嶠有錢癖、武帝聞之、謂預曰、卿有何癖、對曰、臣有───」=左癖。
天子の車衡の左方上にたつる羽毛にて飾りし幢 ハタ 史、項羽紀「乘黃屋車、傅──」
國 左大臣の異稱。
文武竝に用ふる義。李咸用詩「────憐君榮白銅鞮上慙淸明」
○左の方のつばさ。晉書、陶侃傳「墜地折其──」○軍隊の左の方の陣。
4畫
フ [虞]
○みこ、をんなかんなぎ。舞ひて神を降し人の爲めに祈禱する者(覡は男のかんなぎ)「靈─」「淫─」○山の名、四川省に在り、楚の襄王が夢に此山の神女と會せしといふ、山下に神女廟あり。
みこと、いしゃと。論、子路「人而無恒、不可以作──」
巫山の下を流るるたにがは。荊州記「信陵縣西二十里有──」白居易詩「──之水能覆舟、若比君心是安流」
かんなぎ、巫は女、覡は男〔楚語〕
巫はみこ、蠱はまじなひをして人をのろふもの。連文釋義「女能以舞降神謂巫、執左道以惑人謂蠱」漢書「江充典治──」
四川省蘷州府──縣の東に在る山の名。宋玉、高唐賦「昔者先王嘗游高唐、怠而晝寢、夢見一婦人、曰、妾──之女也、爲高唐之客、聞君游高唐、願薦枕席、王因幸之、去而辭曰、妾在──之陽、高丘之岨、日爲朝雲、暮爲行雨、朝朝暮暮、陽臺之下、旦朝視之如言、故爲立廟、號曰朝雲」轉じて男女の情交を結ぶを──之夢といふ。
かんなぎ、はふり、神事をつかさどるもの。禮記「宗祝──」=巫祝。
まじなひ、のろひ。穆子容文「言歸故鄕、降神──」
はふり、かんぬし。杜甫詩「南有漢王祠、終朝走──」=巫史。
かんなぎのわざ。後漢書、徐登傳「徐登者、本女子、化爲丈夫、善──」
○古の神官の稱。陽は其の名。蘇軾、潮州韓文公廟碑「謳吟下招遣──」○古の占筮を善くせし人の名〔楚辭〕
7畫
①サ·シヤ [麻]
②シ [支]
③サイ [佳]
④サイ [卦]
⑤サ [歌]
①たがふ、たがひ(舛·違)「─錯」「舛─」「乖─」漢書、東方朔傳「失之毫釐、─以千里」○えぅぶ(擇·簡)○ああ。=嗟。
②しな(等級)○そろはぬ、たがひちがひ(不齊)「參─」○つづく(次·鱗差)
③つかひ、つかはす(使)人をやる「─遣」○けみす(閱)○わかち、けぢめ(區別)○たがふ、たがひ。
④いゆ、病がいえる(癒)○やや(稍)すこしく。
⑤こめあらふ(淅)しろみづ(米泔)○あやまち、あやまつ(過)○つまづく。=蹉。○ 國 さす、さし「─入」「─支」
同訓異義
タガフ 差·違·爽·舛○差は小なるちがひなり、毫釐有レ差、則失二其中正一の如し。○違は大いなるちがひなり。又、うらはらに、ゆきちがふ義。○爽は差の字に近し、常と相違するをいふ。○舛はあやまるとも訓す、まちがひ、錯誤なり。莊子「惠子多レ方、其書五車、其道舛駁」○ヤヤ差·稍·較·良。旋の別は稍(禾部七畫)の條を見よ。
ちがひ、等差をつけて異にする。魏志、齊王紀「子弟宜有──」
ちがひ、たがひ。=相違·差異。
課役の一法、民家を九等に分ち、上の四等より公用の人夫を徵發し、下の五等は之を免除するもの〔宋史〕
あやまり、ちがひ。韓愈文「毫髮盡備、無──」
病のいゆると劇 ハゲ しくなると。南史、庾黔婁傳「欲知──、但嘗糞甜苦」
使をさしつかはす、官吏を地方に出張させる。魏書、于烈傳「可爲──」=派遣·役使。
たがふ。爾雅、疏「謂用心──不專一」
さべづ。史、商君傳「明尊卑爵秩等級、各以──」=等差。
しな、等紙。舊唐書「國家班列、自有──」=等差·差次。
たがふ、たがひ。顏延之文「衡石日陳、猶恐──」
國 所有主に代りて、貸家又貸地の事をとりしまる。又、其の人。
あやまりたがふ。後漢書「無有──」=差訛。
さべつ、等級。漢書、貨殖傳「各有──」
わかち、けぢめ、同等ならず。陳書、劉師知傳「有何──」=分別·區別。
たがひそむく。晉書「參星──、王臣貳」
燕の高く低く飛び交ふ貌。詩、邶風「燕燕于飛、──其羽」
裁判所の許可を受けて債權者が債務者の財產處分權を禁ずる行爲。
國 昔時よびだしじゃうをいふ。=召喚狀。
國 差支に同じ。=故障。
國 都合わるし、さしさはり、故障。
國 いらざるくちだし、よけいな容喙 ヨウカイ
少しく氣丈夫におもふ。後漢書、吳漢傳「吳公────、隱若一敵國矣」